神経症、あがり症、手の震えは、時間との勝負。猶予はほとんどない - 緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋ブログ【外科医神経症闘症記】岩波英知施術体験談 
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神経症、あがり症、手の震えは、時間との勝負。猶予はほとんどない

このブログは、心の問題に直面し、どんなにあがいても抜け出せない人向けに書いていますが、私の体験記が励みになればこれ程嬉しいことはありません。

しかし、神経症の段階にまで至ってしまうと、時間が症状を解決してくれているなんてことはありえないと思います。

悩みと苦しみがもっとひどくなっていくしかありません。

ちょうどガンをほっておいて、ついには末期がんに至るように、心の悩みもどんどん悪い精神状態を引き寄せ、増殖させていくのです。

自力で解決できないどころか、もっと状況を悪化させてしまうレベルの心の悩みは、がん細胞と同じです。

根っこから取り除かないかぎり、どんどん転移し、あらゆる部位に広がっていきます。

書痙、手の震え克服に時間的猶予はなく、今やらないと一生治らないかもしれない
私も自分で制御できない心の問題に直面した時、おいおい良くなるさ、時間が解決してくれるという楽観的な見方をしていました(そうするしか方法がなかったとも言える)。

だが、考えてみれば、神経症とは自分の無意識から生じている最も厄介な症状であって、我々が無意識から逃れられないように、神経症から逃れられない

いつのまにか神経症が治っていたなんてことはない。

ちょっとマシになっても、何か不安なことに直面すると、すぐに悪化してしまう。

いくら薬を飲み続けても、それが治療だと思っていると、一気に悪化してしまう、あるいは薬が効かなくなってしまうという悲劇が到来してしまう。

私はそういう経験を通してきたため、時間が解決してくれるという無責任な放言はしないようにしたい。

神経症は甘くない。非常に厄介なものだというのは、私が言うまでもないことでしょう

神経症の時期が長いほど、克服するのも困難になっていく。

だから、無意識レベルから根こそぎ解決していかなければならない。

もし苦闘何十年の後に、手の震えや神経症やあがり症、あるいはうつ病を克服したとしても、その間に失った時間は二度と取り戻せません

やっと解放されて自由になれたと喜んでも、そんなものは一時的で、悩みで失ってきた膨大な時間を考えた時、襲ってくるのは後悔だけでしょう。

胃がんの手術が成功したけれど、すでに全身にガンが転移していたなんてことになりかねない。

だから、神経症はなったら、早期に無意識から解決しなければ、一生の悪友として付き合わなくてはいけなくなる。

その悪友はがん細胞よりもたちが悪い。

人生の尊厳を踏みにじってくる

だから、時間的にあまり余裕がないのだと肝に銘じておくのがいいと思います。

私はどんなに頑張っても、マイナス思考に陥ったら、もっと酷い抑えきれない不安しか獲得できなかった。

時間が解決してくれたことなんてなかった。いかに甘かったか、しっぺ返しをくらいました。

自然に治ってくれることなんてなく、不自然に病んでいくことしかできなかった

どんな病気も、神経症でも、早期発見、早期治療しか、生き延びる道はないのです。
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コメント

目が覚めました

ブラックジャック先生、はじめまして
私も外科医でして、上級医師の前で手術をするときに特に手が震えて、とても苦しい思いをしておりました。
薬を飲んでも、どんどん症状が悪化し続けています。薬が増えてしまうと、その副作用で今度は手術に支障をきたしてしまいます。
熱意を込めて頑張ってきた外科医の職を捨てないといけないと考えていました。

最初は時間がなんかとしてくれる、一時的な気の迷いだと思いたかったのですが、今ではもう予期不安で人生が息苦しくてたまりません。
どんな人前でも平気だった私がこんなことになるなんて、若い頃には思いもよらないことでした。

なるべく私の症状を見ないように、先のことも考えないように生きてきましたが、それではいけないと気づかせてくれました。
ありがとうございました。

もう私には残された時間なんてありません。これ以上悩み続けていたら、もう治ることはないんだと思います。良くなっている自分ももう想像できません。

でも、これからは自分の症状に向き合っていこうと思います。
逃避もいたしません。

自分の根幹から問題を見つめ、推薦されている岩波先生のもと解決していこうと思います。
強い思いを岩波先生にぶつけてみたいと思います。
そのきっかけと刺激を与えてくださり、ありがとうございました。
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BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医鈴木博が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。



主に私が受けた心理脳内プログラムについて相談がありましたら、こちらにどうぞ。
一刻も早く皆さんがご自分の抱えられている悩みを解決できるように私も頑張りたいと思います。これ以上人生も職も生きがいも失ってはなりません! 
手の震えやあがり症、過緊張と戦う医師の方、看護師の方を始め、皆様に私の体験談を捧げます。緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋としてお使いください


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