プラス暗示と抑圧解消とトランス状態と - 緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋ブログ【外科医神経症闘症記】岩波英知施術体験談 
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プラス暗示と抑圧解消とトランス状態と

プラス暗示と抑圧解消とトランス状態と。手の震え克服方法と書痙が治った体験記 トランス状態(脳覚醒トランス状態)について前回書いたが、それは無限の可能性がある。

そこで強力なプラス暗示を早く入れ込みたい、と私も当時気が急いていた。

目の前にある危機(手の震え、書痙、自律神経失調症など)があるのだから当然だ。



だが、プラス暗示は、ある段階を超えた後でないと、無意識にとって意味が無いとわかった。

そもそも暗示が入る状態、それはすなわち普通じゃない意識の流れである。

その状態になることが最終的に大事だ。

体験した人でないとわからない世界だが、人には脳科学ですら把握しきれない、意識の特殊な流れがある。

それは確実に岩波先生が作り出してくれるものだが、劇的にその状態に入るためにも通っている方は家での課題にしっかり取り組んで欲しい。

やれば答えがかならず出ることなのだから。

プラス暗示を早く入れ込むためにも。




ただしここからが本題だ。

無理にプラス暗示を入れると、無意識で人は葛藤を起こす。

悩み克服のために、必ず誰であろうと自分でプラス暗示を入れてきたと思う。

「大丈夫だ、大丈夫だ、震えない、震えない、落ち着いている、落ち着いている」といったことは、手の震えや緊張状態をひどい人ほど、自分に言い聞かせていたことだろう。

それしかとりあえずやりようがないし、やるしかしょうがない。



実を言えばそれはプラス暗示でも何でもない。

暗示ですらないし、怖いことにプラスでもなく、むしろマイナス暗示になっているところもある。

そこについてはまた書いていきたい。

プラス暗示を真の意味で脳に定着させるためには、マイナスがある自分とそこに執着しすぎて、こだわって症状に引っ張り回される状態を減らしていかなくてはいかない。

それはトランス状態の時に可能になった。

では、なぜマイナスが減るか? 執着が減るか?

それは過去の自分を認めることができるようになったからにほかならない。

一番大事な受け入れ態勢になれる。

不思議なほど、落ち着いて悩んでいる自分を認められた。

とても不思議な感覚だったが、すごく気持ちが楽になっていった。




岩波先生のよく言っていた「過去の流れは消せない。だけど解釈は変えることができる。」ということはまさにそれだろう。

それが大事だと私も経験から言える。

先生に言わせると、いまの悩みに至った経緯と起きたことはしょうがない

そこにいつまでも無意識の底から粘着しているから心が病んで行く。

そして、その人の執着しているところに症状として現れる。

そこにずっと意識がどどまり、尋常じゃない広がりを見せる。

私の場合は特に手の震えと書痙だ。

言葉に執着してしまう人は、人前でプレゼンテーションができなくなる。

手や腕ではなく、足の震えに意識が執着してしまう人がいる。

首の震えで悩んでいる人も多い。

同じ手の震えでも、文字を書く時にはそれなりに書けてしまう人もいるが、それは文字への執着がないからで、書痙に発展しない人もいる。




人それぞれ執着の場所が違うが、その執着を外すことを潜在意識からやらないと、いくら暗示を入れようとしても弾かれてしまうのだ。

ひどいと、その助かるための暗示もマイナスとしてのしかかる。

それを一人でもがいている時ほど、その悪い流れをつくってしまう。

つまり、心がすんなりと言葉の訴えかけが聞ける精神状態にならないと難しいのだ。

そのために執着を外さなければならない。

外せないと、プラス暗示だと思っていたことが、症状を悪化させる一方にしてしまう。

いつか悩みが解決していることはありえないことになってしまう。




だから結局は岩波先生に言われた課題をそれ以上にやって欲しい。

そしてトランス状態が深まれば、そうなれば様々な魔法が効く。

時間がないからと言ってやらないのは勿体無い。

私も職業柄激務な方だったが、以前のブログに書いたように今では少しの呼吸法やストレッチ方で疲れもストレスも吹っ飛ばせる。

最初はうまくいかないが、そんなものは当たり前だ。

だがやり続けると体のコントロールも聞くようになる。



つまり緊張を脳で柔らかなイメージを思い浮かべるだけで、硬直と震えを抑えることができる。

そんな自分になれるともうどんな状況も来い!と思える。

昔は逃げていた自分の極限状況(難度が高く周囲の目がある中での手術)ですら楽しみとさえ思える。

そうなると人生そのものが楽しくなる。

緩みとパワーと両方に満ち溢れた生き方に変われる。

だからぜひ、本当にぜひ頑張ってほしい。



悩み克服は頑張れば逆に度ツボにハマる。

脳の浅いところで根性で突破しようとあがいても、脳の源には届かない。

だが先生の様々なトランス誘導技術のもと課題をやればやるほど、世界のどこにも存在しない体験と心の浄化ができる。

何度も言ってきたが、この悩みのせいで、医師や看護師を退職せざるを得ない人は多いことだろう。

追い詰められている人の数も。

人前で文字を書かなければいけない職業、人に釣り銭を渡さなくてはいけない職業、コップやお皿をお客さんの前に置かなくてはいけない職業、他にもたくさん支障をきたしてしまう職業があると思う。



たった一つの症状で、それまでの自分を否定してしまうような状態にだけはならないようにしてください。

ギリギリに追い詰められた私だからこそ、本当に本当に思います。

たった一つの悩みですべてを台無しにしてしまい、たかが一つのことのために、ずっとすべてを犠牲にする状況にならないようにしてほしいと思います。

心からそう思います。

無意識や潜在意識の問題は、もう私たち個人の力では解決が難しく、余計にこじらせてしまいます

それはプラス暗示は、マイナス暗示として無意識に届くメカニズムがあるからです。

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コメント

私も神経症です。ひたすら呼吸法を練習するとそのうち出来るようになりますか?
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BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医鈴木博が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。



主に私が受けた心理脳内プログラムについて相談がありましたら、こちらにどうぞ。
一刻も早く皆さんがご自分の抱えられている悩みを解決できるように私も頑張りたいと思います。これ以上人生も職も生きがいも失ってはなりません! 
手の震えやあがり症、過緊張と戦う医師の方、看護師の方を始め、皆様に私の体験談を捧げます。緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋としてお使いください


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