職業と手の震え&書痙 天職でも緊張で手が震えたら廃業するしかない - 緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋ブログ【外科医神経症闘症記】岩波英知施術体験談 
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職業と手の震え&書痙 天職でも緊張で手が震えたら廃業するしかない

職業と外科医と手の震え克服方法と書痙が治った体験記  精神的に追いつめられるから、手の震えや書痙が抜き差しならぬ大問題となってしまいます。

それが一生の職になる場合、手の震えによってその仕事に大きな支障が出てしまう恐れがあったら、誰だって精神的に追いつめられます。

だから必死で震えないように力を込めたり、念じたりする。

そうでもしなければ、仕事が続けられない、生きがいも失うし、夢も諦めるしかない。





しかし、心の余裕がないわけだから、ますます自律神経(交感神経)が狂ってしまうだけで、それによって悪循環の渦に嵌ってしまうのが、私は何よりもつらかった。

この渦にどれだけの人が溺れ死んでいったことでしょうか。

もし、仕事(手術など)など関係なしに、私生活でのみコップを持つ手が震える等であったなら、私はあそこまで追いつめられなかったと思う。(ただしそれがウェイターという職業となると話は別です)




同じ手の震え・書痙の苦しみの体験をしている人は本当に多いです(ブログをやってから改めて実感)。

手の震えによって仕事に重大な支障をきたしていたり、退職せざるを得なかったり、いつも「ひっかかる」状態で仕事に打ち込めない、心配不安ばっかり感じているという人は、毎日がおつらいことだと思います。

たった一つの弱点で、人生の根幹たる仕事が満足にできない、力を発揮できないなんて、数ある悲劇の中でも上位に来るものだと私自身体験でよくわかります。

しかも、この種類の悩みは、器質的疾患ならば休養と時間が解決してくれることも多いのだが、全然時間が解決してくれないし、休養しても予期不安に苦しめられるし、社会から取り残される焦りも出るし、いつまでたっても治らないところが、ますます悲劇の色を強めてしまう。

器質的疾患は、手術で取り除けるものだが、神経症や精神的疾患は手術が通用しない。

向精神薬も非常に問題が多い。

治りようがないところがあります。



その終わりの見えない苦しみと不毛な戦い陥るストレスで、うつ病になる人も多い。

しかも外見上はなんら人にはわからないわけだから、自分自身の中でどうしても処理してしまおうとする。

人から同情されない、否、それ以前の全く理解不能な孤独な悩みです(同じ体験した人だけが共有できるもの。しかし孤独な者同士の傷の舐め合いも良くない)

誰にも言えない
わかってもらえない
震え、緊張の悩みを告げたとしても低く見られる
心理を見透かされる恐れがある
仕事に支障をきたすかもしれない
夢を諦めざるを得ない不安・・・

こういったことで誰にも相談できないから、どんどん悪い感情を抑圧して、たった一人で解決不能な問題を永遠と悩んで解くようなものし続けます。

交感神経が暴走して、自律神経失調症になるのも無理は無い。

神経伝達物質の分泌も狂って、うつ病にもなる。


いい経験が一切味わえなくなり、ますます不安を感じ(予期不安)、本番で失敗体験をし、ますます自信を無くして、震えてしまう確信だけが強化されてしまう。

ここまで来ると反射神経で、何の下準備もなしに一瞬で震えるモードに入ってしまう

反射神経になると、もうパブロフの犬と同じで、自分への理性的な説得はまったく無駄です。

ここから抜け出すには、私は相当のエネルギーと発想の大転換と自己改革が必要になりました。

普通の克服方法をやり続けていたら、私は今も悩んでいたに違いないし、こうして克服ブログを書いていることはなかったでしょう。




私の経験から、一人で悩んでどうにかして解決しようとしても、個人の力では限界がありました。

まずは自分で悪循環の渦の中に放り込まれないようにすることが大事です。

悪化してからは仕事を辞めざるを得なくなる=生きる意義の喪失につながる。

信頼できる相談相手を見つけられることが、悪循環を止める第一歩になると思います。

自分で震えの不安を解決しようと全気力を振り絞って、私の全知恵を振り絞りましたが、不安は更なる肥大化した不安を自分の中に呼び込むだけでした。

私の一時期最悪な悪循環を繰り返さないように、気をつけて下さい。




最後に私生活でのみ私の手が震えたとしても、やっぱり悩んでいたんだろうなと今思います。

そればかりに執着して、例えば恋人とレストランにいけなくなるなど多くの弊害が出るでしょう。

そして、ますます震えを気にし、震えを止めようとし、どんどん震えが強くなる悪循環にここでもはまっていたことでしょう。

根本から治さないと、一生どんな場面でも悩み続けます

人は環境やシチュエーションで悩むのではなく、悩みの爆弾を抱える人ならば、どこに行っても悩んでしまうのです。

仕事を辞めるだけじゃなく、私生活の危機にも通じ、器質的疾患以上の、命の危機にもさらされるのです(加害者は自分という恐ろしいものです)
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コメント

救われました

ブラックジャック山の体験記を拝読いたしました。私も同じ医師ですが、涙が溢れて止まりませんでした。多くの人が廃業をさざるを得ないほどの症状、それをギリギリの中で乗り越えられてきたことに頭がただただ下がります。私は書痙もひどく、今まさに廃業の危機です。また人前で話すことも難しいため、自信を自分に持てません。今まで医師になったことも本当の意味での自信につながりませんでした。これからは本物の自信を、鬼才岩波先生のもとで身につけていきたいと思います。ありがとうございました。

ありがとうございました

何回も拝見させて頂いていました。
私は、職場のストレスである日を境に手の震えに苦しむようになりました。
 当たり前にできていたことがある日突然、出来なくなる・・・。
 看護師として致命傷ともいえる手の震え。
 看護師を辞めざるを得ない・・・。
 本当に落ち込みました。
 でも今は違います。
 岩波先生の力を借りて、必ず克服します。
 尚人さん、一緒に頑張りましょう。
 必ず克服できると信じて。

ブラックジャックさん 私も書痙で追い詰められています。でも、岩波先生の診断を仰ぐほどに時間と余裕はありません。苦しんでいる人のほとんどが何も出来ずにいるのではないでしょうか。
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BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医鈴木博が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。



主に私が受けた心理脳内プログラムについて相談がありましたら、こちらにどうぞ。
一刻も早く皆さんがご自分の抱えられている悩みを解決できるように私も頑張りたいと思います。これ以上人生も職も生きがいも失ってはなりません! 
手の震えやあがり症、過緊張と戦う医師の方、看護師の方を始め、皆様に私の体験談を捧げます。緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋としてお使いください


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