2010/10/05
自分への自信と信頼 手の震えと書痙の解決の過程と治し方

良くなるってどういうことなのか? 手が震えない自分って果たしてあり得るのか?
緊張と焦りと不安の連鎖が断ち切れて、自由にのびのびしている私の姿が、遠い世界のように感じられました。
イメージトレーニングの一貫として、自分に自信を持つために、手が震えないへっちゃらな自分をイメージしようにも、そう考えることができなかったのです。
それがますます自信喪失へとつながってしまったが、手の震えを克服するってどういうことかすら想像がつかないほど悪化していたわけです。
悩んだまま時間が過ぎると、明るい色も、その暗闇に覆われてしまって、明るい色がどんなものであったのか忘れてしまう。
私のように悩み続けて、時間を潰して、いい時期のことを忘れてしまう前に、みなさんはなるべく早期に悩みの暗い色に塗りつぶされる前に、悩みに対処してください。
時間は思っている以上に貴重です。
手の震えや書痙が発症する前、私は全く手の震えを意識することなく、手が震えたらどうしようなど全く考えないでずっと生きてきました(当たり前ですね)。
だから想像がつくはずなのに、悩みって本当に怖いと思う。
一度重い悩みに長くとらわれたら、脳みそは自由な時期のことすら、その感覚を忘却の彼方に押しやってしまう。
パソコンのファイルセーブで言う『上書き保存』です。
私の脳が、手の震えと緊張のみに支配され、過去に保存されているはずの『何も考えていない自分』というものが思い出せない。
それにかつて良かった頃の感覚を思い浮かべてみたところで、「昔は震えなんか全く意識しないで生きていたんだよな・・・。しかし、なぜこうなったんだ、なぜこんなに苦しまなければならないんだ・・・・。あの頃はよかった。それに比べて今は・・・」とまた悩んでしまう悪循環に陥るでしょう。
神経症の類は、一度意識してとらわれたら最後、意識の外に押しやることは不可能です。
無理矢理打ち消そうとすればするほど、倍返しで強固な病的な意識として戻ってくる。
その執着に脳がどっぷりと浸かってしまうと、悩みがどんどん悪化していきます。
私は悩みを乗り越えられた今、手が震えないという自信をしっかりもっている。
理屈じゃなく「平気だ」と思える自分が存在する。
ダイレクトにそう感覚として思っているのです。
悩んでいた時は、考え抜いても「平気、自信、大丈夫」なんて想像できなかった。
考えても緊張やあがりによる震えは抑えられないという証明です。
ダイレクトに感覚が「そう思える」ようにならないといけなかったです。
決して「そう思う」ことで得られるものではない。
無意識の底からそれを定着させていかないと難しいと思います。
無意識の世界は確実にあります。
理論上の話ではありません。
その無意識を攻略していく手法に出会うまでは、私にとってもただの空想話でした。
実感がわかなかったからです。
しかし本を読んでも無意識が大事なことはわかっていたし、人間には無意識という領域があることは大学でも勉強していたし、何より手の震えが無意識という手が届かない世界にある悩みだからこそ、これだけ苦労してきたわけです。
だからこそ、岩波先生の超越的な技術に出会うことで、実際に自分の無意識世界の可能性を知ったことは嬉しかったです。
これ以上の人生の感激はありませんでした。
何より無意識世界の抑圧感、迫力感には、私の悩みの強さとどんなに頑張っても克服できなかったことを思い知らされました。
本当に、それまでやっていた知恵での悩み対策が子供だましに見えました。
逆になんと恐ろしい逆効果の対策をとってしまっていたのだろうと思います。
同時に無意識世界の神秘性やすべてが削ぎ落とされた自由感と快適さ、安楽さ、そして希望にも胸が震えました。
無意識を攻略せずして、人の心は変われない、そう思い知らされました。
無意識の病因をほったらかしにして、悩みが解決することもない、そう思います。
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2010/10/10 11:29 by news URL 編集