手の震え克服&書痙克服しての感想 - 緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋ブログ【外科医神経症闘症記】岩波英知施術体験談 
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手の震えと書痙の体験談 緊張性振戦(震え)や書痙の発動が全く読めない

手の震え克服と書痙発症への疑問

手が震える心理 脳や潜在意識が緊張性振戦に乗っ取られている


手が震える時、同じ緊張状態でも、意外に大丈夫な時があったり思った以上に震えてしまう時はありませんか?

書痙の時もそうで、いつも文字を書くときや、手術を行う前、どれぐらい震えてしまうのか私は全く見当がつきませんでした。

出たとこ勝負で、震えがマシな時は嬉しかったものです(次は調子の良さを維持しようとして、前回よりも震えるのが常でしたが)。

自分の心ほどどうなるのか読めないものはないと思う。

手が震えてしまうことは変わらないにしても、程度の差があります。

まったく読めません。


今日は以前より落ち着いているし、手の震えもそんなに出ないと思っていても、自分でびっくりするくらい震えてしまう時もあるし、前日震えてギリギリの手術をこなして今日の手術が憂鬱でたまらない時、意外なほど震えが起きにくかったり、わかりません。

克服した今でもわからないままだ。思い起こせば起こすほどわからない。

ただ調子が良かった状態を維持しようとすると、緊張感が高まり震えだす現象はあると思う。

ある意味でヤケになった時、震えにくい自分の精神状態になっていたなという思い出もある。

自棄のやんぱちがいいと思って、その心境で望むと全く震えが収まらなかったり。

わからない! 読めない! コントロールできない!


震えの程度がわからないのは、潜在意識や無意識が私たちの知見の及ぶところではないということなのか。

単純に体調の良し悪しなのか、潜在意識で震えるように命令しているのを、私の顕在意識では測りかねているのか。

意外に駄目な時、意外に大丈夫な時があり、意外に良い状態の時があっても、長続きしないことも皆さん共通していると思います。

しかし、その場に臨んだ時、どう結果が出てしまうのか、未来予測ができないことは困りものだ。

まさに出たとこ勝負であり、運命を震えの女神に握られて生活をせざるを得ない。


人間の潜在意識や無意識や脳内の動きというものは、神の領域なのではないかと思う。

だから、そこにアクセスさせることができる岩波先生は神の領域に足を踏み入れた技術を持っていると思う。

出たとこ勝負になるのは、自分の意志で震えの症状をコントロールできていないということだ。

逆に言えば、緊張性の振戦(震え)によって、自分が支配されているといえる。つまり乗っ取られているのだ。

脳も潜在意識も緊張性振戦の奴隷となってしまっている。

今日震えや書痙がそんなに起きなくても、根本的に治っているわけではない。

明日は悪化しているかもしれない、これを繰り返しながら私は段々と悪化していってしまった。

そこに一喜一憂していたら、いつまでも震えや書痙が治らないまま、時間が過ぎていく。

その間に緊張性振戦によって、脳と潜在意識が侵食されていく


自分の心が世の中で一番ままならないものですね。

参考となるサイト

神経症、あがり症、手の震えは、時間との勝負。猶予はほとんどない

このブログは、心の問題に直面し、どんなにあがいても抜け出せない人向けに書いていますが、私の体験記が励みになればこれ程嬉しいことはありません。

しかし、神経症の段階にまで至ってしまうと、時間が症状を解決してくれているなんてことはありえないと思います。

悩みと苦しみがもっとひどくなっていくしかありません。

ちょうどガンをほっておいて、ついには末期がんに至るように、心の悩みもどんどん悪い精神状態を引き寄せ、増殖させていくのです。

自力で解決できないどころか、もっと状況を悪化させてしまうレベルの心の悩みは、がん細胞と同じです。

根っこから取り除かないかぎり、どんどん転移し、あらゆる部位に広がっていきます。

書痙、手の震え克服に時間的猶予はなく、今やらないと一生治らないかもしれない
私も自分で制御できない心の問題に直面した時、おいおい良くなるさ、時間が解決してくれるという楽観的な見方をしていました(そうするしか方法がなかったとも言える)。

だが、考えてみれば、神経症とは自分の無意識から生じている最も厄介な症状であって、我々が無意識から逃れられないように、神経症から逃れられない

いつのまにか神経症が治っていたなんてことはない。

ちょっとマシになっても、何か不安なことに直面すると、すぐに悪化してしまう。

いくら薬を飲み続けても、それが治療だと思っていると、一気に悪化してしまう、あるいは薬が効かなくなってしまうという悲劇が到来してしまう。

私はそういう経験を通してきたため、時間が解決してくれるという無責任な放言はしないようにしたい。

神経症は甘くない。非常に厄介なものだというのは、私が言うまでもないことでしょう

神経症の時期が長いほど、克服するのも困難になっていく。

だから、無意識レベルから根こそぎ解決していかなければならない。

もし苦闘何十年の後に、手の震えや神経症やあがり症、あるいはうつ病を克服したとしても、その間に失った時間は二度と取り戻せません

やっと解放されて自由になれたと喜んでも、そんなものは一時的で、悩みで失ってきた膨大な時間を考えた時、襲ってくるのは後悔だけでしょう。

胃がんの手術が成功したけれど、すでに全身にガンが転移していたなんてことになりかねない。

だから、神経症はなったら、早期に無意識から解決しなければ、一生の悪友として付き合わなくてはいけなくなる。

その悪友はがん細胞よりもたちが悪い。

人生の尊厳を踏みにじってくる

だから、時間的にあまり余裕がないのだと肝に銘じておくのがいいと思います。

私はどんなに頑張っても、マイナス思考に陥ったら、もっと酷い抑えきれない不安しか獲得できなかった。

時間が解決してくれたことなんてなかった。いかに甘かったか、しっぺ返しをくらいました。

自然に治ってくれることなんてなく、不自然に病んでいくことしかできなかった

どんな病気も、神経症でも、早期発見、早期治療しか、生き延びる道はないのです。

私のあがり症発症時の手術、現在の手術の比較

最近オペが楽しくなってきている

手の震えの苦しみが薄らいできてからは、昔のような神経をすり減らすような疲労感、予期不安感はなくなっていたが、何よりミスが心配で楽しむほどではなかった。

震え克服時期の最初の方は、また震えたらどうしようとか、私よりも偉い人が見ている前で少しでもうまくやろうという気持ちが出て、とても窮屈であった。

のびのびと腕を奮えていない感じがあった。


手術とオペ時の緊張や手の震えを止めることができて、手術が楽しくなってきた

しかし、今は違う。

手術をすることが楽しみとすら思えている。

患者さんにとっては、命を預けた医師が手術が楽しいと言うのは、ちょっとどうかと思うかもしれない。

しかし、執刀医が手術を楽しんでいるときは、とてもいい手術ができているということだ。

当然外科医にとってミスはつきものだ。

誰だってミスをしていながら、それをカバーしながら手術を成功させている。

もちろん命の危険につながるミスは絶対にしてはいけないが、予想以上の出血は手術をする以上いつでも起こりうる。

そのときの対処法によって、名執刀医かどうかが分かれると言っていいと思う。

人間力や総合力がすべて問われる

そこでパニックになると余計傷口を広げてしまうが、冷静に対処できたらミスはミスとはならない。




予想外のことが起きるのが手術だ。

今の私はそれすら楽しむことができるようになっている。

不謹慎に思わないで欲しい。

それぐらいの脳の冷静さと余裕を、偉い医師がみている前でも発揮できるようになったからこそ、予期せぬことも刺激となり、私の能力発揮の場として楽しむことができる

それにつけても脳の余裕は大事だ。

私は昔の悩んでいた頃よりもはるかに脳に枠が広がっていると感じる。

人はミスをする。

しかし何にも増して重要なことは、ミスをしたときにどう対応できるかだ



そういう対応力、応用力は、脳と心の余裕が無いと出てこない。

余裕が無いと、ミスがそのまま自信喪失と、取り返しの付かない大失敗に悪化してしまうだけだ。



大手術の成功と呼吸法による疲労のコントロール

今や私は大きな手術でも自分の能力をうまく出せている感じがしている。

昔はどう失敗しないようにするかばかり考えていて、非常に窮屈であった。

仕事の時だけじゃなく、生きることすべてで枷となっているものに囚われ続けていた。

手術と緊張と手の震えと呼吸法とストレス解消と疲労解消


最近大きな手術を経験した。

何時間にも渡る大手術で、まさに休む暇もなかった。

トイレも行けないほどの激務が続く中で、今の私は成長を感じていた

昔の私は手の震えを抑えようとした結果、3時間の手術が10時間を超えるそれの疲労をはるかに超えていた。

腕や肩の疲労は当然だが、何より精神的にやられた。

今回私が6時間に至るかという手術を経験したが、不思議と疲労を感じなかった。

まだまだやれるという気持ちが強いほどだった。




まず手の震えの異常な緊張状態がなくなったこと、あとは疲れたとしても、呼吸法でいつでも疲れをとれるという自信があった。

トランス呼吸法は不思議だ。

大手術の中で少しでも手を休める時間があれば、私はためらわず少し目を閉じて呼吸法をしていた。

一分もなかったかという時間で、呼吸法をやめると心がおさまり、不思議と頭が冴えている

もちろん疲労感もとれている。

何時間も休まずに手術を続けていたから当然体は疲労していただろう。

手を下ろす暇もないのだから。




だがトランス呼吸法で、私の精神が肉体の疲労を超えてくれた。

そして何より呼吸法で全身の力が抜けてくれる。

緩みが増すから、手の震えなどまったくなく、さらにメスさばきが冴え渡った。

リズムよく軽やかさに私は手術することができた。

一種の覚醒状態だったのかもしれない。

自分で言うのも何だが、一番今まででいい手術ができた。



今まで私は手術中に呼吸法をしたことがなかった。

終わった後や始める前に心を整えるためにやっていたが、たったあれだけの時間で劇的な効果を得られるとは不思議だった。

これがトランス呼吸法の威力だと改めて実感した。

私はまた大きな武器を手に入れた喜びに浸っている。

自分への自信と信頼 手の震えと書痙の解決の過程と治し方

手の震えの治し方 緊張の解消方法 岩波英知先生のプログラム 手の震えで悩んでとらわれていた時、良くなっている自分を想像できなかった

良くなるってどういうことなのか? 手が震えない自分って果たしてあり得るのか?

緊張と焦りと不安の連鎖が断ち切れて、自由にのびのびしている私の姿が、遠い世界のように感じられました。

イメージトレーニングの一貫として、自分に自信を持つために、手が震えないへっちゃらな自分をイメージしようにも、そう考えることができなかったのです。

それがますます自信喪失へとつながってしまったが、手の震えを克服するってどういうことかすら想像がつかないほど悪化していたわけです。

悩んだまま時間が過ぎると、明るい色も、その暗闇に覆われてしまって、明るい色がどんなものであったのか忘れてしまう。

私のように悩み続けて、時間を潰して、いい時期のことを忘れてしまう前に、みなさんはなるべく早期に悩みの暗い色に塗りつぶされる前に、悩みに対処してください。

時間は思っている以上に貴重です。



手の震えや書痙が発症する前、私は全く手の震えを意識することなく、手が震えたらどうしようなど全く考えないでずっと生きてきました(当たり前ですね)。

だから想像がつくはずなのに、悩みって本当に怖いと思う。

一度重い悩みに長くとらわれたら、脳みそは自由な時期のことすら、その感覚を忘却の彼方に押しやってしまう。

パソコンのファイルセーブで言う『上書き保存』です。

私の脳が、手の震えと緊張のみに支配され、過去に保存されているはずの『何も考えていない自分』というものが思い出せない。





それにかつて良かった頃の感覚を思い浮かべてみたところで、「昔は震えなんか全く意識しないで生きていたんだよな・・・。しかし、なぜこうなったんだ、なぜこんなに苦しまなければならないんだ・・・・。あの頃はよかった。それに比べて今は・・・」とまた悩んでしまう悪循環に陥るでしょう。

神経症の類は、一度意識してとらわれたら最後、意識の外に押しやることは不可能です。

無理矢理打ち消そうとすればするほど、倍返しで強固な病的な意識として戻ってくる

その執着に脳がどっぷりと浸かってしまうと、悩みがどんどん悪化していきます。





私は悩みを乗り越えられた今、手が震えないという自信をしっかりもっている

理屈じゃなく「平気だ」と思える自分が存在する。

ダイレクトにそう感覚として思っているのです。




悩んでいた時は、考え抜いても「平気、自信、大丈夫」なんて想像できなかった。

考えても緊張やあがりによる震えは抑えられないという証明です。

ダイレクトに感覚が「そう思える」ようにならないといけなかったです。

決して「そう思う」ことで得られるものではない。

無意識の底からそれを定着させていかないと難しいと思います。




無意識の世界は確実にあります。

理論上の話ではありません。

その無意識を攻略していく手法に出会うまでは、私にとってもただの空想話でした。

実感がわかなかったからです。

しかし本を読んでも無意識が大事なことはわかっていたし、人間には無意識という領域があることは大学でも勉強していたし、何より手の震えが無意識という手が届かない世界にある悩みだからこそ、これだけ苦労してきたわけです。

だからこそ、岩波先生の超越的な技術に出会うことで、実際に自分の無意識世界の可能性を知ったことは嬉しかったです。

これ以上の人生の感激はありませんでした。




何より無意識世界の抑圧感、迫力感には、私の悩みの強さとどんなに頑張っても克服できなかったことを思い知らされました

本当に、それまでやっていた知恵での悩み対策が子供だましに見えました。

逆になんと恐ろしい逆効果の対策をとってしまっていたのだろうと思います。



同時に無意識世界の神秘性やすべてが削ぎ落とされた自由感と快適さ、安楽さ、そして希望にも胸が震えました。

無意識を攻略せずして、人の心は変われない、そう思い知らされました。

無意識の病因をほったらかしにして、悩みが解決することもない、そう思います。

BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医鈴木博が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。



主に私が受けた心理脳内プログラムについて相談がありましたら、こちらにどうぞ。
一刻も早く皆さんがご自分の抱えられている悩みを解決できるように私も頑張りたいと思います。これ以上人生も職も生きがいも失ってはなりません! 
手の震えやあがり症、過緊張と戦う医師の方、看護師の方を始め、皆様に私の体験談を捧げます。緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋としてお使いください


鈴木博。外科医にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
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