手の震え克服、書痙克服の方法と体験記 - 緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋ブログ【外科医神経症闘症記】岩波英知施術体験談 
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手の震えと書痙の克服に必要なこと 外科医の書痙体験記

手の震え克服方法と書痙が治った体験記 


このブログ記事要約(手の震えと書痙の克服に必要なこと 外科医の書痙体験記)


手の震えや書痙の原因は、心理的、肉体的な要因が複合的に作用している場合が多いです。
心理的には、緊張や不安が増すと、無意識に手の震えに対するマイナス暗示がかかり、症状が悪化する可能性があります。
また、長期間にわたる悩みのキャリアが積み重なると、反射神経で震えるようになってしまう場合もあります。

肉体的には、手や腕に力みが入り、硬くなってしまうことがあります。
この状態では、小さな震えでも受け流せなくなり、震えが増幅してしまう可能性があります。
肩や首、肩甲骨周りの筋肉も硬くなるため、震えが肥大化することがあります。

一方、手足のような末端ほど震えが増幅するため、特に腕、手、肩が柔らかい人は震えにくい傾向があります。
体が勝手に柔軟に震えを受け流して、分散するためです。
ただし、柔らかくなるには、運動やストレッチ、呼吸法などのトレーニングが必要です。
これを怠らないようにしましょう。



 手の震えや書痙で悩まれている人でも、その時のコンディションで全然手足の震えの度合いが違っていると思います。

追い詰められた状況で、その緊張、焦りがマックスになった時、それはもうひどい書痙や手の震えが発症します。

自分でもびっくりするほどで、それがトラウマになって、次からは予期不安も強まる。

文字を書くことシチュエーション以外でも、それへの不安ばかりに毎日襲われてしまい、四六時中悩む羽目になる。

そして、また手の震え・書痙が起きた時の自信喪失感は、なった人なら顔面蒼白となる経験だと思います。

私も二度とあんな思いは嫌ですし、同じ苦しみを今も続いている方のことを思うと、やるせない思いです。




要は心と脳が緊張するから、震えに執着を強く持っている人が、手や腕の挙動にますます執着して、「必ず震える」という無意識のマイナス暗示がかかって、症状がひどくなる心理的メカニズムがそこにあるでしょう。

しかし、もっと悩みのキャリアが積み重なると、反射神経で震えるようになってしまう。

まるでパブロフの犬状態で、自分に悪い暗示をかけ続けているようなものだ。

しかも簡単に無意識・潜在意識にマイナス暗示が焼き付いてしまう。




心理面での説明はここまでにして、今度は物理的、肉体的側面の話をしたい。

緊張するということは、手の震えに悩む人は、手や腕に力みが入って、がちがちに緊張してしまうということになる。

つまり、肉体が固まるから、ちょっとした震えも受け流せなくなって、震えが増幅するというメカニズムです。

手や腕、さらには肩、首、そして肩甲骨周りの筋肉まで硬くなるため、震えが肥大化してしまうわけです。

書痙や震えがない人は、そこに意識もいかないし、常に柔らかいため震えようがないということ。





以前のブログでも書いたことですが、人間は常に動いているわけです。

心臓がいい例です。

だからほんのかすかに動いている。極論すれば眼に見えない震えがいつも人間には起きていると言えます。

更に手足のような末端ほど震えが増幅するわけです。

長い棒でも、根本よりも先端のほうが震えるのと同じように。

テレビのグルメ紹介番組で、ラーメンの麺を箸で掴んで持ち上げる美味しそうな場面があります。

よく見ると絶対震えています。

死後硬直にならない限り、完全な静止状態などありえない

その人は手の震えの悩みを持っているわけじゃないのに(そうだったらそんな仕事はしないか、廃業しているでしょう)




ただし、特に腕、手、肩が柔らかい人は、もうそれ以上震えないわけです。

体が勝手に柔軟に震えを受け流して、いわば分散しているからです。

しかし、手の震えに執着する人は、震えまい! 気づかれまい! と、より震える部位を緊張させて、鋼鉄にして止めようとします

私もそうですが、それでうまくいく事がありますが、いつか限界が来ます。

それしか短期的震え対処法はないにしても。

そして異常に疲労感を感じ、手術後の疲労困憊といったら、他の執刀する医師に比べ、何百倍にもあったでしょう。

そこでまた悩み、それさえなければと悩み続け、負の執着を強化してしまうわけです。



だから、心の緊張をとることが第一ですが、腕や肩、背中、首に柔軟性を持たせることも大事です。

長生きする人はストレスで体を固めて生きた人よりも、柔軟に柔らかく生きられた人です。

どうやって柔らかくするかは、次回以降に書いて行きたいと思います。




トランスストレッチ法とトランス呼吸法という、外面、内面両方向からのアプローチが必要です。

さらに言えば、脳に体の緩み、あるいは脳そのもののリラックス感を再生させることも必要になってきます。

そうなると、体の硬さをコントロールできるようになり、手の震えの衝撃をうまく体が受け流してくれて、以前よりも震えなくなる人間になっていきます。

さらに手の震えに対する執着が減り、マイナスの自己暗示もかからなくなり、悩み解決へと向かうわけです。



体(手、肩、首、肩甲骨周りの筋肉は重要)を柔らかくせずして、手足の震え、書痙は克服できないと言っても過言ではないでしょう。

とくに反射神経で震えるようになってしまった人にとっては。

まずはご自分の症状が出た時の硬直性、普段からの硬さを調べてみるといいです。

物理的、肉体的にそういう回路があって、手足の震えにつながっていることを認識しましょう。



心も身体も硬直化したまま、手の震え・書痙が治った人はいない。

経済的苦境や生活苦につながる書痙や手の震え。この悩みで経済的安定の医師の職をやめざるを得なかった方の話

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手の震えで不本意な転職した元外科医からの切実なメール


元医師の方からメールが来ました。

彼は手術や手技で、かつての私と同じように手が震えるようになり、特に上役の偉い医師の前で執刀や手技をする時に、自分で抑えられないくらい震えるようになってしまったそうです。

悩みながら何とか自分で克服しようと頑張ったものの、余計悪化させてしまい、文字を書く時に手が震える書痙の症状も出るようになってしまいました。

次から次へと震えの症状は拡大し、お箸で食事を掴む手が震えたり、飲み会でビールを注がれる時にもコップを持つ手が震えてしまい、逃げ場がどこにもなくなってしまったそうです。

こんな自分が惨めで惨めで、このままの苦しみが続くことにすっかり笑うことがなくなりました。


元医師からの頼み


これを書いたのは、元若手医師が『自分の経験を是非私のブログで発表してほしい』と言ってきたからです。

『自分のように震えや書痙で、医師や看護師や、やっと掴んだ仕事を辞めざる人がいないように』とのことです。

彼は医学部の頃から実習で震えが気になっていたそうです。

何とか誤魔化しながら大学を卒業し、研修医となり、外科医の医師となりました。

しかし、常に重苦しい気持ちでいたそうです。

震えることはわかっていたけれど、それを悟られないために、無理やり震えを抑え込むなど色々な策を講じ、心も体ももっと震えやすい体質に悪化させてしまいました。

今思えば、震えがどんどん悪化していく自分の将来に対して、無意識的に不安を感じていたとのことです。

医師の仕事がたまらなく嫌になりながらも、そこになんとかしがみつこうとするプライドで苦しみが止まりません。

抗不安薬を頼るようになり、何とか医師の仕事を続けていましたが、薬が急に効かなくなり、より震えがひどくなり、すっかり自信を失った末、医師の仕事をやめました。

そして、今は医師とは全く関係ない、人と関わらない(震えや書痙が悟られない職業)に転職せざるを得なくなりました。

それは大きな地位的な、経済的な転落でもありました。

手の震えや書痙で苦しめられない職業となると、かなり分野が制限されるため、給料的に著しく低下してしまったそうです。

今度は、退職したことへの後悔、いまさら医師には戻れない震えの状況と、経済的苦境、将来の生活苦への不安により、うつ病になりました。

とりあえず震えや書痙に対しての苦しみはセーブできたものの、生活レベルを切り上げなければならない苦しみがひどくなっていきました。

『医師としてのプライドの高さに比べて、金欠状態に陥って、ブラック労働を強いられている惨めな自分とのギャップ』で胸が引き裂かれそうになって、誰にも相談できないままうつ病になりました。


もっと早く震え・書痙克服の道を知りたかった


その状況の中、たまたま私の『手の震えや書痙のブログ』を読み、なぜもっと早くブログに出会えなかったのかと嘆いたそうです。

もし外科医時代に知っていたら、辞めることはなかった、こんな経済的苦しみを味わうことはなかっただけに、自分のような境遇(逃避による転職と経済的な不安)に陥らないためにも、自分のことを紹介してほしいというのが、今回のブログ記事です。

抗不安薬、睡眠導入剤に依存していく自分、アルコールに逃げ込む毎日。

いくら働いても将来への不安だけが大きくなる状況。

夢を手放さなければならなかった震える症状への憎しみや呪いややるせなさ。

こんな自分にならないように、同じ苦しさを味わっている人たちが、いち早く負のサイクルから解放されるために、自分の失敗を反面教師にしてほしいとのことでした。


元医師の震えや書痙の原因


彼は小学生の頃から学級委員をやったり、中学では生徒会長をやったり、活躍していました。

しかし、ある時、みんなの前で頭が真っ白になって何も言葉が出なくなった経験をしたそうです。

何とか息を整え、喋り始めましたが、手や声の震えをはじめて意識したそうです。

その後も、突発的に、音楽の時間の発表で笛を吹けなくなり、声が震える経験を何度化していました。

しかし、日常生活には影響がなかったそうですが、漠然とした不安は感じていたようです。

なるべく目立たないようにして、医師になるためにとにかく勉強だけに集中していました。

しかし、念願の医学部に入ってからは、夢を一旦叶えたため、心に空白が起きたそうです。

その時に記憶の彼方にあった緊張状態を、人前で発言する時や、臨床実習の時に意識してしまったそうです。

飲み会でも何度か食事をとるお箸が震える経験をしながらも、後年まさか自分が医師をやめるほど震えてしまうなんて思ってもみなかったようです。

心臓の動悸もことあるごとに爆発するぐらい激しくなり、ついに完全に手の震えばかりに悩み、執着してさらに悪化させていきました。

これが彼の手の震えや書痙に至るルーツです。

ここまで自分のことを晒して、同じ境遇の人の為に自分の二の舞にならないように情報を与えてくれる彼に感謝します。

本当にありがとうございます!


一人で震えや書痙を止めることばかり全力で取り組むよりも、信頼できる専門家に相談しましょう


人間には自分の意志の強さで食い止められる悩みがある。

根性で正面突破できる、不可能はないというのが一般論だが、決してそうじゃない。

それで克服できる悩みや症状は、顕在意識の浅いレベルの悩みだ。

しかし、手の震えが長引いたり、あまりに執着したり、それが予期不安にまで悪化してしまうと、これは顕在意識のレベルではない。

無意識や潜在意識という、根性や知恵力では克服できないレベルで問題が生じている。

克服のために全力で頑張ってしまうと、ますます無意識の奥底に問題が落ちていく。

結局残った成果は、強い不安と焦りだけになる。

この悪い感情のパワーが、さらに悩みを増幅させてしまう。

薬で抑えられていたものでも、途端に効果がなくなってしまう。

震えや書痙だけが人生の中心となり、それを全力で抑え込むことが人生の夢となる。

狭い視野であがくだけあがいて、悪い感情のパワーに心が押しつぶされる。

これを私もそうだったし、誰もがやってしまう。

すごく頑張り屋ほど、こんな負のサイクルに入ってしまう。

元医師の彼もまさにそうだったと思う。

その悪い流れは何としても断ち切らなければならない。

私の経験では、無意識、潜在意識から負のサイクルを断ち切る必要があるし、それができれば今度は好転していく。

心に余裕が出て、震えにくくなるし、震えてもいいというぐらいの信頼感が逆に出てくる。

だから、震える余地が少なくなるし、体の緊張も和らいでいく。

緊張を力技で止めようとしなくなり、柳のように受け流せるようになる。

だからこそ、能力のある潜在意識の専門家の力を借りるべきだと思います。

一人では道を誤ります。

かつての私のように、彼のように。




脳内の緩みと余裕の絶対性 それは手術いや人生に一番大切なもの

私は手術アレルギー、オペ恐怖症になるくらい手の震えに悩まされた。

その時の私は緩みが100%ない状態で、どうにか失敗しないように発覚しないようにだけ神経をすり減らしていた

だからいま考えるだに恐ろしい!

私にとっても患者さんにとっても病院にとっても。

そんなだから手術の腕はどんどん落ちていった。

上達しようがなかったし、ごまかすこと、言い訳ばかり考えていた。

脳が完全に震えの悩みの虜になっていた。




逆に今の私は自信を持って外科手術をこなしている

その差は何か?

タイトルのごとく緩みがあるかどうかだ。

リラックスと緩み ストレスと過緊張と震え

私に限らず世の中の名医は、手術時に惚れ惚れするくらいの軽やかな手さばきをする。

もちろん大手術は緊張するだろうし力が入ってしまうだろう。

しかし不思議なことに何故か手さばきだけは、いざとなると力んでいない。

私の経験から、リズムに乗ってくると脳から緩みの指令が来て、大舞台でも力を発揮できるのだ。

緩んだ時ほど脳の潜在能力が発揮されることはないと思う。




手術の腕に限らず、格闘術の達人名人の類も何ら気負ってはいない。

不思議なほど全身の力が抜けている。

だからと言って隙も全くない。

それこそが理想の人間の姿だと思う。

緩みが一番能力発揮に必要だと達人はみんな知っている。

そして最大のパワーとスピードを出せるのはその緩みから急激に力を込めた時だ。

その落差が大きければ大きいほどとんでもない威力を発揮する。

緩みは手や腕だけが緩んでいればいいわけではない。

脳が絶対的に緩んでいなければならない

手の震え、書痙で苦しむと緩みの感覚をすっかり忘れて記憶が遠のいてしまう。




かといってヨガなどでリラックス感を味わっても、仕事に追われまた体が固まって行く現実もある。

焼け石に水であるし、そもそも震える、力が入るルーツが無意識に根深く定着しているのだから、ストレッチ、ヨガなどでは難しい。

それにどんなに緩めたところで、予期不安が強いとすぐ脳が緊張していく

そんなこんなで生半可なことでは、硬さしか知らない感覚を緩みのそれに変えることは実に難しい。

だが、脳は一番最近の一番強い感覚(できれば圧倒的な感覚)を忘れはしない。

そこで私がやったことは岩波先生に強烈な緩みの感覚を脳に覚えさせて、家でのトランス呼吸法の訓練時に、その感覚を再度思い出させ、常に緩みの感覚を脳に味合わせ続けた

そうなるとまずは手術以外のときにいつでも脳から緩みの指令を出せるようになった(他にもルーツ整理や抑圧処理やプラス暗示の力もある)

そして本番の手術の時に、次第にかつてうまくやっていた頃の力の抜けた感覚を取り戻せるようになっていった




深い脳覚醒トランス状態では全身があり得ないほど緩む。

これは他の人がそうなったり、自分もなる人ならわかると思う。

そして心地よいまどろんだ感覚の中で、深い人は子供時代の感覚に浸れるようになる

子供時代は全身が柔らかく身構えることも少なかった時代だ。

当然脳が緩んでいく。

それにしばらく浸ることで、緩みを膨らませていくことができるようになった。

そして、メスさばきから何から全てに手術の腕が格段に上がっていった

以前のようなムキになって力んで焦ってうまくやろうとして完璧な結果をめざしていたときよりも、あろうことか緩みの感覚支配の中で行った手術の方が断然うまくいった

私は身をもって感覚としてそのスキルを獲得できるようになった。

どうやら手術が下手だなと感じる人は、例外なく緩みがない

プラス暗示と抑圧解消とトランス状態と

プラス暗示と抑圧解消とトランス状態と。手の震え克服方法と書痙が治った体験記 トランス状態(脳覚醒トランス状態)について前回書いたが、それは無限の可能性がある。

そこで強力なプラス暗示を早く入れ込みたい、と私も当時気が急いていた。

目の前にある危機(手の震え、書痙、自律神経失調症など)があるのだから当然だ。



だが、プラス暗示は、ある段階を超えた後でないと、無意識にとって意味が無いとわかった。

そもそも暗示が入る状態、それはすなわち普通じゃない意識の流れである。

その状態になることが最終的に大事だ。

体験した人でないとわからない世界だが、人には脳科学ですら把握しきれない、意識の特殊な流れがある。

それは確実に岩波先生が作り出してくれるものだが、劇的にその状態に入るためにも通っている方は家での課題にしっかり取り組んで欲しい。

やれば答えがかならず出ることなのだから。

プラス暗示を早く入れ込むためにも。




ただしここからが本題だ。

無理にプラス暗示を入れると、無意識で人は葛藤を起こす。

悩み克服のために、必ず誰であろうと自分でプラス暗示を入れてきたと思う。

「大丈夫だ、大丈夫だ、震えない、震えない、落ち着いている、落ち着いている」といったことは、手の震えや緊張状態をひどい人ほど、自分に言い聞かせていたことだろう。

それしかとりあえずやりようがないし、やるしかしょうがない。



実を言えばそれはプラス暗示でも何でもない。

暗示ですらないし、怖いことにプラスでもなく、むしろマイナス暗示になっているところもある。

そこについてはまた書いていきたい。

プラス暗示を真の意味で脳に定着させるためには、マイナスがある自分とそこに執着しすぎて、こだわって症状に引っ張り回される状態を減らしていかなくてはいかない。

それはトランス状態の時に可能になった。

では、なぜマイナスが減るか? 執着が減るか?

それは過去の自分を認めることができるようになったからにほかならない。

一番大事な受け入れ態勢になれる。

不思議なほど、落ち着いて悩んでいる自分を認められた。

とても不思議な感覚だったが、すごく気持ちが楽になっていった。




岩波先生のよく言っていた「過去の流れは消せない。だけど解釈は変えることができる。」ということはまさにそれだろう。

それが大事だと私も経験から言える。

先生に言わせると、いまの悩みに至った経緯と起きたことはしょうがない

そこにいつまでも無意識の底から粘着しているから心が病んで行く。

そして、その人の執着しているところに症状として現れる。

そこにずっと意識がどどまり、尋常じゃない広がりを見せる。

私の場合は特に手の震えと書痙だ。

言葉に執着してしまう人は、人前でプレゼンテーションができなくなる。

手や腕ではなく、足の震えに意識が執着してしまう人がいる。

首の震えで悩んでいる人も多い。

同じ手の震えでも、文字を書く時にはそれなりに書けてしまう人もいるが、それは文字への執着がないからで、書痙に発展しない人もいる。




人それぞれ執着の場所が違うが、その執着を外すことを潜在意識からやらないと、いくら暗示を入れようとしても弾かれてしまうのだ。

ひどいと、その助かるための暗示もマイナスとしてのしかかる。

それを一人でもがいている時ほど、その悪い流れをつくってしまう。

つまり、心がすんなりと言葉の訴えかけが聞ける精神状態にならないと難しいのだ。

そのために執着を外さなければならない。

外せないと、プラス暗示だと思っていたことが、症状を悪化させる一方にしてしまう。

いつか悩みが解決していることはありえないことになってしまう。




だから結局は岩波先生に言われた課題をそれ以上にやって欲しい。

そしてトランス状態が深まれば、そうなれば様々な魔法が効く。

時間がないからと言ってやらないのは勿体無い。

私も職業柄激務な方だったが、以前のブログに書いたように今では少しの呼吸法やストレッチ方で疲れもストレスも吹っ飛ばせる。

最初はうまくいかないが、そんなものは当たり前だ。

だがやり続けると体のコントロールも聞くようになる。



つまり緊張を脳で柔らかなイメージを思い浮かべるだけで、硬直と震えを抑えることができる。

そんな自分になれるともうどんな状況も来い!と思える。

昔は逃げていた自分の極限状況(難度が高く周囲の目がある中での手術)ですら楽しみとさえ思える。

そうなると人生そのものが楽しくなる。

緩みとパワーと両方に満ち溢れた生き方に変われる。

だからぜひ、本当にぜひ頑張ってほしい。



悩み克服は頑張れば逆に度ツボにハマる。

脳の浅いところで根性で突破しようとあがいても、脳の源には届かない。

だが先生の様々なトランス誘導技術のもと課題をやればやるほど、世界のどこにも存在しない体験と心の浄化ができる。

何度も言ってきたが、この悩みのせいで、医師や看護師を退職せざるを得ない人は多いことだろう。

追い詰められている人の数も。

人前で文字を書かなければいけない職業、人に釣り銭を渡さなくてはいけない職業、コップやお皿をお客さんの前に置かなくてはいけない職業、他にもたくさん支障をきたしてしまう職業があると思う。



たった一つの症状で、それまでの自分を否定してしまうような状態にだけはならないようにしてください。

ギリギリに追い詰められた私だからこそ、本当に本当に思います。

たった一つの悩みですべてを台無しにしてしまい、たかが一つのことのために、ずっとすべてを犠牲にする状況にならないようにしてほしいと思います。

心からそう思います。

無意識や潜在意識の問題は、もう私たち個人の力では解決が難しく、余計にこじらせてしまいます

それはプラス暗示は、マイナス暗示として無意識に届くメカニズムがあるからです。

手の震え・書痙だった私の現状について

緊張性の手が震える症状と書痙が治った話 岩波英知先生の評判のプログラム体験記 ◆根本から治る

さて、今は手の震え・書痙はもちろん、手術恐怖症も自律神経失調症も、心身症も、不安神経症も消え失せた

それが起こらないように自分を過去からの流れを含めて、潜在意識・無意識の底から変えることが出来た。

だから、歩間違えれば手術に失敗して大惨事になりかねなかったことも、冷静にふりかえってこうやって書ける。

また周りも私の危機を知らないし、今も知らない。

気づいていたのかどうかもわからない。


◆手の震えは周囲に発覚していたのか?


悩みに取り憑かれていた頃は、元気がなくなったとはよく言われたが。それはそれでいいと思う。

今は大丈夫でも、かつてそれを経験したことがわかってしまうだけでも信用問題に関わるから。

今の私は再発する心配はしていないが、再発するんじゃないかと疑われるだけ損だ。

まさか周りの連中は、今の私がこれらの精神的危機を経験しているなんて思いもしないだろう

だからこそ、ブログでこれらの文章を載せても大丈夫だし、人は他人の内情まで知らないのだ。




◆外科医を続けられる至上の喜び

返す返す、手の震えなどの精神的な危機の時に、手術に失敗しなかったことが救いだった。

もし手の震えの症状が回復に向かわなければ、今は外科医をやめていただろう

そちらの方が、私にとっても、病院にとっても、何より患者さんと肉親の方にとっても一番いいことだった。

今は私の外科手術で、誰にとってもいい状況にする自信を取り戻せたが。

だから、読んでいる人も私に任せて大丈夫です(私の過去を知っているから信用できないかな)



手術時の指先の感覚(手術の腕とは感覚をつかむか否かで決まる。この感覚も当時消え失せてしまった)も取り戻すことができ、手術恐怖症とは無縁
となっています。

もっと積極的に「もっともっと手術の腕を上げてやろう」と思っています。

私の前には明るい未来しかないし、そういう未来にするという気持ちでいます。

かつて私がすべてにおいて感じていた『頼りなさ』はなくなり、『心強さ』『割り切りの良さ』『プラス思考』に長けた人間に成長できたと思っています。

人はしかるべき方法をやれば、必ず精神的苦境からも精神的疾患からも抜け出せます。

BlackJackプロフィール

blackjack7777

Author:blackjack7777
外科医鈴木博が緊張性の手の震え・書痙・自律神経失調症・あがり症・強迫観念と心身症・不安神経症、不眠症に陥ったときの記録と神経症から脱出するためのヒントがのっています。


もともと過緊張から手が震えることから始まり、書痙や自律神経失調症の悪化、さらにストレスがストレスを呼び心身症や不安神経症、不眠症とボロボロになってしまいました。
自力で必死に助かろうともがくほど、人は簡単に際限なく症状が悪化していくものです。


私を救ってくれたかけがえのない先生に最大限感謝の気持ちを捧げます。あなただけでした、私を手の震えや書痙などの神経症から解放してくれたのは。
私自身も頑張れたと思います。頑張れたのはやっぱり先生の力でしたが。



主に私が受けた心理脳内プログラムについて相談がありましたら、こちらにどうぞ。
一刻も早く皆さんがご自分の抱えられている悩みを解決できるように私も頑張りたいと思います。これ以上人生も職も生きがいも失ってはなりません! 
手の震えやあがり症、過緊張と戦う医師の方、看護師の方を始め、皆様に私の体験談を捧げます。緊張による手の震えの止め方を授ける知恵袋としてお使いください


鈴木博。外科医にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
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