2023/06/04
【医師の教える知恵袋】人前で緊張しない方法と私の体験談【あがり症の治し方 知恵袋シリーズ】
あがり症の治し方、人前で緊張しない方法を知る前に知っておくべきこと
人前で緊張しない方法、あがり症の治し方を書いていこうと思います。
あがり症とは?
あがり症は、人前で緊張する症状です。
プレゼンテーション、面接、朝礼、スピーチ、会議、オーディション、本番の舞台、あるいは人前でのパフォーマンスをしなくてはいけないときに、重大な支障となる精神症状であります。
恐怖症、神経症性障害の一種で、自分で治そうとしたり、その事ばかり考えてばかりいると、治るどころかますます人前で緊張してしまう負のスパイラルに入ってしまいます。
私もあがり症で人前で緊張してしまう自分に思春期の頃から悩んできました。
それでもなんとか苦手と不安と恐怖を伴いながらも乗り越えてきたのですが、私の場合、外科医となってから手の震えとなって、あがり症が襲いかかりました。
あがり症は、人前で緊張する症状です。
プレゼンテーション、面接、朝礼、スピーチ、会議、オーディション、本番の舞台、あるいは人前でのパフォーマンスをしなくてはいけないときに、重大な支障となる精神症状であります。
恐怖症、神経症性障害の一種で、自分で治そうとしたり、その事ばかり考えてばかりいると、治るどころかますます人前で緊張してしまう負のスパイラルに入ってしまいます。
私もあがり症で人前で緊張してしまう自分に思春期の頃から悩んできました。
それでもなんとか苦手と不安と恐怖を伴いながらも乗り越えてきたのですが、私の場合、外科医となってから手の震えとなって、あがり症が襲いかかりました。
誰もがあがりたくないと思っているのに、勝手にあがってしまう。
人前に立ったり、人の視線を意識すると、事前の対策もどこかに吹き飛んでしまいます。
人前に立ったり、人の視線を意識すると、事前の対策もどこかに吹き飛んでしまいます。
人前であがること、緊張することで悩む人は実に多い
まず緊張をしたら、あがってしまう自分は当たり前の現象なんだという認識を持ちましょう。
あがっていない人と比べて、自己嫌悪に陥るのはNGです。
あがっていない人と比べて、自己嫌悪に陥るのはNGです。
自分だけあがってしどろもどろになっているのはおかしいのではないか、緊張している自分はやばいのではないかと思って悩むと、本当に『あがる、動悸がひどい、汗をかく、頭が真っ白になる、震える』という反射神経が働き、今度は人前に立っただけで勝手にあがってしまうようになってしまいます。
人間なので完璧な存在はいないし、我々は感情に突き動かされて動く生き物なので、上がることも当たり前、緊張することも当然であり、気に病むことはありません。
ただし対処法を間違えている人が、昔の私を含めてとても多いです。
その認識、人よりもあがってしまう現状を受け入れることが、まずあがり症の治し方、人前で緊張しない方法を体得できる第一歩となります。
自分で火に油を注がないことがまず第一にやるべきです。
あがり症への認知の歪みにも気づいていかなければ、生きる希望が一切なくなった私のようにボロボロになっていきます。
あがり症への認知の歪みにも気づいていかなければ、生きる希望が一切なくなった私のようにボロボロになっていきます。
あがってしまう人の特徴、人前で緊張してしまう原因
以下のようなことが考えられます。
- 失敗が許されない家庭環境や学校の環境で育った
- 完璧主義で、不完全なものがあると許せない、マイナスばかり執着して意識してしまう
- 不安感が強い、安心感が少ない環境で育っている
- 人よりも敏感で、繊細で、知恵を張り巡らせるタイプ
- 慣れ親しんだ環境以外では、ストレスや緊張を感じやすい
- 人前で話すこと、自分をさらけ出すことが苦手で、人と比べて劣等感を感じてきた
- 心配性の親に育てられた
- 自分をさらけ出すことが苦手。自己主張を控えて生きてきた
- 自律神経ば乱れやすい生活をしてきた(不眠、ストレス、プレッシャー、抑圧)
- 震えることに敏感、体の変化に敏感
- 人目を気にしやすい。他人からよく思われたい気持ちが強い
- 頑張りすぎてしまう。肩の力を抜いて頑張るということができない
- 恥をかくことができない、プライドが高い
- 緩みがない人生を送ってきた
- 理想の自分ばかりを見てもらいたい
- 逃げ癖、回避癖がひどい
- 自分をすぐ否定的に考える
- 自意識過剰、神経過敏
- 人前でのパフォーマンスについて過剰に考えすぎ、自分の行動や発言に対して非常に敏感
- 無理やり気合で緊張する自分を抑えようとしてしまう
- 本来あるべき自然な緊張感ですら、ゼロにしようと頑張ってしまう
- 人前で緊張しない方法を頭でわかっても、本番時にはその教えが全く使えない
こういったことが考えられます。
いくつ当てはまっていたでしょうか?
いくつ当てはまっていたでしょうか?
非常に真面目で繊細で、人からよく思われたい(変に思われることは嫌だ)、完璧を目指したいという人ほど、過緊張がひどくなり、あがる自分を許せず、益々追い詰めることとなるのです。
これは手の震え、声の震え、足の震え、首の震え、あがり症すべてに言えることで、緊張を無理に止めようとすると、逆に悪化させます。
もっと緊張が引き起こされる原因や、なぜ人よりも不安や緊張がひどくなったのか、しっかり把握し、受け入れる必要があります。
もっと緊張が引き起こされる原因や、なぜ人よりも不安や緊張がひどくなったのか、しっかり把握し、受け入れる必要があります。
医師の教える知恵袋 人前で緊張しない方法とあがり症の治し方
足の震えは、手の震え、声の震え、首の震えと同じく、気にしてしまったら、それがストレスと緊張の原因となり、負のループにはまっていきます。
その悪循環をまず断ち切る必要があります。
その悪循環をまず断ち切る必要があります。
1.過剰にあがってしまう自分を見つめ直す、ルーツ分析する
上に書いたように、なぜ自分が緊張しすぎてしまうのか、緊張がこんなにもじゃまになってしまったのか、なぜ頭が真っ白になるのか、震えるのか、動悸がひどくなったり、不安でたまらなくなったのか、自分自身を分析しましょう。
これをルーツ分析といいます。
それをしていくと、自分だけのオリジナルのルーツがあり、それが過緊張、あがり症につながっているはずです。
それをしていくと、自分だけのオリジナルのルーツがあり、それが過緊張、あがり症につながっているはずです。
自分の心の内面にしっかり向き合い、過去のルーツを冷静に分析し、自分の弱点をしっかり見つめる必要があります。
人はパニックに陥ると、狭い範囲でしか物事を考えられなくなり、「これさえなければ、緊張さえしなければ」という思考に陥り、抜け出せなくなるもの。
もっと広く深い視野で自分に向き合ってください。
2.深く呼吸を吸うことを心がける
緊張している時は呼吸が浅くなっており、酸欠状態です(だから頭が真っ白になりやすい、緊張のあまり自分が何を喋ったか覚えていないことが起きる)
まずは息を深く吐いて、吸い込んで、また吐くことを心がけましょう。
そして、リラックスをしてください。
解放感を深く息をゆっくり吐くときにかんじてください。
解放感を深く息をゆっくり吐くときにかんじてください。
息が浅いとろくなことにはならないし、寿命も短くなります。
自分の呼吸で緊張も不安も焦りもコントロールできるようになります。
自分の呼吸で緊張も不安も焦りもコントロールできるようになります。
3.筋肉を緩めることも大事
筋肉を緩めリラックスを脳に覚えさせましょう。
あがっていない時は、筋肉も緩んでいます。
ストレッチやヨガでもなんでもいいので、まずは首や肩甲骨、頭皮を緩めましょう。
頭が真っ白になったり、声が出にくくなる、震えることを避けるためには、緩んで脳や首の血流がうまく流れるようにすることです。
あがっていない時は、筋肉も緩んでいます。
ストレッチやヨガでもなんでもいいので、まずは首や肩甲骨、頭皮を緩めましょう。
頭が真っ白になったり、声が出にくくなる、震えることを避けるためには、緩んで脳や首の血流がうまく流れるようにすることです。
4.発想の転換をする。
あがりや緊張を止めようと思っては逆にいけません。
あがってしどろもどろになるのも、必要以上に緊張するのも自分であり、それが現実です。
だから、それを受け入れるほうがいいでしょう。
決して抗わないこと、止めようとしないこと、緊張をゼロにするために頑張らないことです。
そして自分だけがあがる存在だと思ってはいけない。
そして自分だけがあがる存在だと思ってはいけない。
こんなに緊張する自分はやばいのでは?と自己否定することもありません。
開き直った人から、緊張と震えは改善に向かっていきます。
5.姿勢も重要です。
緊張に飲み込まれている姿勢になっていませんか?
姿勢に注意することも大事です。
良い姿勢は大事です。
猫背やうつむき加減では、姿勢から飲まれてしまいます。
堂々としたピンとした姿勢を、緊張でどうしようもないときでも保つ訓練をしてください。
猫背やうつむき加減では、姿勢から飲まれてしまいます。
堂々としたピンとした姿勢を、緊張でどうしようもないときでも保つ訓練をしてください。
6.瞑想、ヨガ、呼吸法をやり続ける
心の緊張を取るためには、常日頃から自分の脳に緩みを味わわせる訓練をし続けないといけません。
緊張やあがりが悪化し続ける流れを止められないで苦しむ人は、常に戦闘態勢で交感神経を過剰に酷使し、力んで力んで、さらに頭が真っ白になってしまいます。
緊張やあがりが悪化し続ける流れを止められないで苦しむ人は、常に戦闘態勢で交感神経を過剰に酷使し、力んで力んで、さらに頭が真っ白になってしまいます。
緩みというものが脳が忘れ去っている状態です。
息も浅いから、もはや緊張感しか脳は味わっていません。
そんな状態で、いくら自分を制御しようとしても不可能です。
あがっていないイメージが決してできないからです。
あがっていないイメージが決してできないからです。
イメージができないものは現実化できません。
逆に、あがっている場面のイメージが容易にできている状態だから、簡単に人前で緊張してしまいます。
7.完璧な準備
スピーチやプレゼンテーションの場合、しっかりと準備し、事前に何度も練習する歯科ありません。
頭が真っ白になっても、何も考えなくてもできるぐらい準備をするといいでしょう。
これ以上やりきることができないほど、準備をしましょう。
そして、大事なのは「あとは野となれ山となれ」の心境です。
頭が真っ白になっても、何も考えなくてもできるぐらい準備をするといいでしょう。
これ以上やりきることができないほど、準備をしましょう。
そして、大事なのは「あとは野となれ山となれ」の心境です。
準備をし尽くしたのだから、あとは開き直るしかありません。
以上人前で緊張しない方法の知恵袋でした。
人前で緊張しなくなった方のブログ【相互リンク】を貼っておきます。
あがり症が治ったのだ! 緊張・手汗・多汗症なんて飛んでけー
カイの話し方・過緊張解消教室 あがり症・吃音・緊張打破!!
あがり症治療で克服を成し遂げた人たちのブログやサイトを収集してみました
あがり症男があがり症をあがるまで
私のあがり症が治った体験談はこちら
あがり症は表面的な症状だけに執着をして治そうとしてはいけません。
もっと根本的な、緊張がひどくなる思考のメカニズム、心の傷やトラウマ、失敗体験、失敗を引きずるような思考回路が幼少期からどう作られたのか、しっかり把握するべきです。
そこから大事なことは、そんな自分を完全に受け入れること。
あがり症、過緊張、足の震え、声の震え、そして手の震えがある自分を受け入れたくなくて、みんなもかつての私ももがいてきました。
それであがり症を治せたかというと、余計悪化させ続けて、執着し続けた結果に終わっていると思います。
その時のジレンマというか、自己否定は表現しようがないものです。
一言で言えば絶望です。
もし人前で何かをする仕事の人は、逃げ続けられなければ生き地獄でしょう。
とにかく、症状をはねのける、打ち消す、無くす、克服してやろうということ自体が、症状を悪化させるエネルギーになってしまっているのです。
その悪循環を打ち消すには、そんな自分を受け入れることです。
私も自分を受け入れることで、そこから不思議と自分を肯定できるようになっていきました。
受け入れられなくば、負のスパイラルは止まらない。
受け入れられなくば、負のスパイラルは止まらない。
自己暗示をかけて自分を肯定しようと持っても不可能に近い所業ですが、受け入れることで肯定感は結果的に上がります。
人まで緊張してしまう自分を受け入れ、愛せとは言わないまでも否定はしないでください。
そして執着を外しましょう。
緊張は止めようとするのではなく、受け入れることが最高のあがり症の治し方に繋がります。
それが思考的な対策のベースとなります。
それが思考的な対策のベースとなります。
人間の心理はそういうものだと、過緊張による震えを乗り越えた経験上から、強くそう思えます。
以上、意志が教えるあがり症の治し方、人前で緊張しない方法の知恵袋でした。
あがり症が治り、人前で緊張しなくなった医師の体験記
外科医として働く私は、現在、手際よく患者さんに外科手術を行えていますが、かつての本当の私の内面は、それとは今とは全く想像がつかないほど、怯えて不安で緊張ばかりの人生でした。
私は深刻なあがり症で、特に手の震えがひどかったです。
それを人に知られないようにすることしか考えられませんでした。
私は深刻なあがり症で、特に手の震えがひどかったです。
それを人に知られないようにすることしか考えられませんでした。
そんな自分が嫌で必死に克服しようとしましたが、結果は症状の悪化に終わった。
手術以外でも、カンファレンスやミーティング、プレゼンテーションは、本当に嫌だった。
私の心臓は、ドキドキと暴走し始め、頭の中は混沌として、神経過敏さだけが異常に高まっていた。
私の心臓は、ドキドキと暴走し始め、頭の中は混沌として、神経過敏さだけが異常に高まっていた。
頭が真っ白になることもよくわかり、自分の知識と経験が一気に霧散してしまったこともある。
人前に出るという行為だけで、冷静さが無くなってしまった。
額には汗が浮かび上がり、手のひらは湿ってくる。
息苦しくもなり、手の震えの悩みとは別のあがり症の苦しさもよくわかっているつもりです。
息苦しくもなり、手の震えの悩みとは別のあがり症の苦しさもよくわかっているつもりです。
なぜこんなにも人前で緊張してしまうのか?
その答えは、過去の人前での芳しくない結果(クラスメートに笑われた経験がある)、自己意識の過剰さと完璧主義の過剰さにあった。
誤りがあってはいけない医療の世界で、なおさら私は自分自身に厳しすぎたこともあります。
その答えは、過去の人前での芳しくない結果(クラスメートに笑われた経験がある)、自己意識の過剰さと完璧主義の過剰さにあった。
誤りがあってはいけない医療の世界で、なおさら私は自分自身に厳しすぎたこともあります。
そんな私もあがり症やそれによる手の震えなども今は克服できています。
それはこちらのブログ記事に詳細が書かれてあります。